2022年の参議院選挙に参政党から出馬することになった赤尾由美です。現在は、アルミ製造業であるアカオアルミ株式会社の取締役会長です。そんな私がなぜ、参政党から選挙に出ることになったのか、少し長くなりますが順を追って説明します。
赤尾由美の想いとこれまでの活動
私は昭和40年東京で生まれです。父は大正生まれで、陸軍にいましたが、戦後アルミの会社を立ち上げました。いつも仕事が大変そうでしたが、父の愚痴は一切聞いたことがなく、子供心に「お父さんは立派な人だな」と思いながら育ちました。
私はピアノやバレエを習っていて、勉強は二の次でした。子供の頃はバレリーナになりたいと思っていましたが、中学二年生で辞めてしまいました。
高校時代は器械体操の部活に入り、毎日練習をしていました。大学生になるとジャズダンスを始め、結局、身体を動かす習慣は今でも続いています。余談ですが、バレエは40代で復活し、来世に向けて修行中です(笑)。
大学生の頃、父に「将来は会社を継いでくれ」と言われました。義母姉兄、義父兄、妹がいましたが、様々な理由の消去法で、私が残ったのです。私はなんの躊躇もなく、大好きな父の希望をそのまま受け入れました。
とはいえ、大学卒業後、同業他社に修行に行くわけでもなく、マクドナルドでアルバイトをしたり、資格試験の勉強をしたりしていました。アルバイトでお金が貯まったら、アジアに旅行です。数ヶ国目にブータンへ行ったのですが、その時のガイドと結婚してしまいました(苦笑)。30歳の時です。
その時の父の言葉は「名前は変えるな。将来は会社を継げ」とブレませんでした。そして、しばらくブータンに住んでいましたが、
一人目の子を出産するために日本へ帰ってきて、無事に出産した1ヶ月後にその時は来たのです。父が心筋梗塞で、急死しました。77歳でした。
私は生まれたばかりの息子を慌てて保育園に入れ、ブータン人の夫を日本に呼び寄せ、母がいる実家に住むことにしたのです。父が残した会社は11法人あり、借入の合計は約100億ありました。その後のことは必死だったので、記憶がありません。ただ、夫も慣れない日本で大変だったと思います。
2年ほど経って、事件が起こりました。保育園へ迎えに行った夫が息子を連れて行方不明になったのです。私はすぐに警察に相談しましたが、親子なので誘拐ではないと、取り合ってはくれませんでした。結局、2週間後、息子は夫と共にブータンにいることがわかったのです。
私は最初、夫を死ぬほど憎みました。しかし、どうやっても息子を取り戻せないとわかると、初めて自分の落ち度を考えて、冷静に話し合うしか方法はないのだと気づきました。つまり、相手に差していた指を自分に向けたのです。
この経験はその後の人生、経営、全てにつながりました。現状を嘆いていたり、恨んでいたり、愚痴を言っても解決にはなりません。常に「じゃ、自分はどうする」しかないのです。父は愚痴のない人だと冒頭に書きましたが、そこに至るまでにどれ程の経験をしたのだろうと思うと、やはり尊敬しかありません。
会社を継いで26年になりますが、8年前に河添恵子先生とのご縁で本を出版することになり、以来、書いたりしゃべったりが副業になっていきました。
3冊目の本は、戦時中衆議院議員だった伯父のことを書きました。タイトルはズバリ『愛の右翼 赤尾敏』です。伯父は誤解の多い人でしたが、正直で純粋な人だったと書けてホッとしていたところ、ある連絡が入りました。「日本のこころ」という政党から「衆議院選挙の比例に名前を貸してください」と言われたのです。数日後、私は伯父がしていたように、銀座の数寄屋橋で街頭演説をしていたのです。伯父に導かれたようでした。結果は落選ですが、とても良い経験でした。
そのような中で神谷宗幣さんとご縁ができ、すぐに意気投合しました。それぞれの立場で一生懸命やっていたら、こう思いますよね、というポイントが同じだったのです。彼が政党を立ち上げるとのことで、早速運営党員になりました。
私は政治家になろうとして活動しているわけではないので、今回、公認候補のお話をいただいたときは正直「大変だな…」と思いました。でも、今の政治に風穴を開ける活動を素晴らしい仲間と共にできるのは、とてもありがたいことです。今は、できることを党員の皆さんと共に全力で取り組もうと覚悟が決まりました。
もし、私が議席を得たら、日本の国益を守り、日本人の自由と豊かさを取り戻すために、自分を指差し活動して参ります。
なぜ参政党なのか
今まで政治といえば、保守か革新、守旧派か改革派、右か左といった分類のしかたが主だったと思います。国会でいえば、自民党か反自民かの争いではないでしょうか?
特に、1996年から導入された小選挙区制においては、自民か反自民の選択しかありません。国民は自民党に不満があっても、反日活動家のような野党に投票することもできず、苦渋の選択をせざるを得ないという状況でした。中選挙区のときは良かれ悪しかれ自民党の中に派閥があったので、その中で国民の意見を聞きながら切磋琢磨できたのだと思います。また、弱小政党でも、選挙区によっては受かるチャンスもありました。
結局、小選挙区制は日本に馴染まないのだと思いますが、ここでその愚痴を言っても仕方ありません。
私は自民党が結党の精神を失い、他国に迎合したり、グローバル企業を利するような政策を推進したりするのを見て、心底裏切られたような気持ちでした。結局、与党も野党も売り先が違うだけで、他国に日本を売っているのです。
日本の国柄を理解し、国益を守る政党は日本にはありません。実は数年前まではありました。「次世代の党」の流れをくむ「日本のこころ」です。しかし、5年前に私が出馬した衆議院選挙で、敗北し、「日本のこころ」もなくなりました。
そのような状況で、友人の神谷宗幣さんが、数年間の準備を経て、全く新しいスタイルの政党を立ち上げたのです。私も当事者として関わるのは当然です。
参政党は国益を守る政党です。参政党は国民がお客様ではなく、当事者の政党です。参政党は真の民主主義が機能する政党です。ワンイシューで消える政党ではなく、憲政史上に残る政党を皆さんと作り上げたいと思います。
参政党でやりたいこと(基本政策)
参政党は新しい国づくり「10の柱」を掲げて、党員と具体的な政策を作り上げています。
私はその中でも特に「経済づくり」「人づくり」「国家アイデンティティづくり」に関して、自分の経験を発揮したいと考えています。
1、経済づくり
私が製造業の経営に携わった26年間、色々なことがありました。1998年の金融危機とともにデフレ経済がスタートし、2001年ITバブル崩壊、2008年リーマンショック、2011年東日本大地震があり、2020年からコロナ騒動が始まりました。
それらの危機に政府が正しい経済対策をしていたら、日本の経済は着実に成長し、緩やかなインフレの中、日本人の所得も伸びていたはずです。アベノミクスでは金融政策が中心で、おカネは借りやすくなりましたが、デフレでモノが売れない時代に私たちは投資ができない状況です。ですから、こういうときは政府部門がおカネを使う財政政策が必要なのだと思います。
今までの政策のレビューをし、同じ失敗をしないようにするのは企業活動では常識です。また、過度なグローバル競争は日本の中小企業を疲弊させるだけです。安全保障のためにも衣食住などの基本的な物資はメイド・イン・ジャパンで賄えるような方針が求められると思います。
2、人づくり
戦後の教育のなにが悪くて、なにが良かったのかの総括が必要です。他国との比較、戦前との比較、様々な角度から教育の見直しが急務だと思います。しかし、学校だけでなく、家庭や企業でも教育は必要です。その指針や日本人としてのあるべき姿は先人に学ぶところが多いと思います。明治天皇はそれを「教育勅語」にあらわして下さいました。十二の徳目は決して軍国主義の産物ではなく、世界に共通する道徳ではないでしょうか。
3、国家アイデンティティづくり
日本はどんな国なのか、その国柄を国体といいます。家庭でも学校でもその一番大事なことを教えていないので、多くの日本人はわからないのではないでしょうか?一言でいえば「天皇のしらす国」です。天皇が国民のことを自分の子供のように思い、国民を知ろうとなさる。そして、良い世の中を作ろうとなされ、天皇ご自身が神様の思いをお示しになる。それが日本の国柄です。
古事記や日本書紀に書かれている神話を日本人が今一度、理解しなければ、自分が誰だかわからないのと一緒だと思います。
2人の子供は成人し、両親を見送り、会社も社長を譲り、住宅ローンも返済し終わりました。
やるべきことと、やりたいことはほとんどやりました。
いつ死んでも良い状態になったので、あとはお国に恩返しをしようと思っています!
あなたにお願いしたいこと
参政党は党員が主役の政党です。でも、それではハードルが高いと思う方もいるかもしれません。
「今、自分は仕事や生活に忙しくて、政治を考えるヒマがない」と感じている方も少なくないでしょう。
しかし、私たちは働けば生産者、買い物をすれば消費者、税金を払えば納税者です。つまり、私たちの活動そのものが日本を形作っているのです。
日本を作っているのは政治家や官僚ではありません。私たち国民一人一人です。私たちは日本のお客さまではなく私たちが日本そのものなのです。
ですから、私たちが変えようと思えば変えられます。すぐに結果は出ないかもしれませんが、10年後、100年後の世代に少しでも素晴らしい日本を残していきましょう!
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赤尾由美×参政党 特設HP