自由民主党 石川県参議院選挙区第三支部

私は造り酒屋で生まれ、やんちゃな時期もありながら家業を継ぎ、小規模事業者を取り巻く現実を知りました。また、商工会青年部での活動を通じて、それが全国共通の問題であることを知り、頑張っても報われない状況が、知られることなく放置されていることに危機感を抱きました。

「誰かが声をあげなければ」の想いは「誰かを待つのではなく気がついた者がやるべきだ」に変わり、参議院議員選挙に出馬。平成25年の初当選以来、同じ立場の皆さんの代弁者として、政治との距離を近づける橋渡し役を自任し活動してきました。

日本の全事業所数の85%を占めながら、中小企業と一括りにされ、国の施策が大企業に偏重する中で、日本経済の活況を下支えし、地域でなくてはならないサービスを生み出してきたのが小規模事業者です。

成長にかげりが見え出すと、真っ先にその影響を被るのも彼らです。地方創生も地域に根差す「知られざる英雄」たちの力なしでは絵に描いた餅に過ぎません。そのためには地域を愛し、商売を越えたプラスアルファを生み出してきた小規模事業者が、安心して経営を続ける仕組みが不可欠だと、同じ思いを持った全国の仲間とともに奔走してきました。

その結果、国が初めて真正面から小規模事業者の価値を認め、これからの主役と位置付け支援する『小規模企業振興基本法』が公布・施行されたのです。

小規模基本法は国からのエールだけではなく地域連携、人材確保・育成、経営改善、事業承継など小規模事業者の背中を押すきめの細かい数多くの施策も含まれています。すでにこれらを活用し勢いを増している事業者もいますが、まだまだそのことを知らずに課題を抱え込んでいる事業者もいます。

このチャンスを生かすかどうかに、小規模事業者と地域の未来がかかっています。国が投げかけた期待に何で応えるか。それはあらゆる制度を利用して、商売を繁盛させること。そこで生まれる活力は必ずや地域をも活性化させます。

「みんなが主役」は一見、使い古されたフレーズですが、いま小規模事業者には本当にスポットが当たる舞台があるのです。多くの小規模事業者が足元を見つめ直し、まなざしを受け止め、チャンスを生かし、未来への使命を見つけた時、この国に大きなうねりが生まれることは間違いありません。

日本経済を支えるのは、これまでも、これからも、地域に根ざし、地域で事業を営む中小企業・小規模事業者です。こうした中小企業・小規模事業者が活躍できるよう、全国各地を訪問しながら、現地現場の声をお聞きし、国会で政策の充実に努めてまいります。

自由民主党 石川県参議院選挙区第三支部長 宮本しゅうじ

自由民主党 石川県参議院選挙区第三支部